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INTERVIEW
あるけどない、いないけどいる
佐向大インタビュー
5月13日(金)より最新作『夜を走る』が公開される佐向大。GHOST STREAMでは、『夜を走る』との関連が色濃い初期三作品、『車をさがす』『ひとつの銃声』『まだ楽園』を配信する。二人組で行動する男たち、車の窓...
REVIEW
回転の不確かさ
文=結城秀勇
ふたつのことを同時に語らなくてはならない。それが佐向大が二人組の男たちを主人公にする理由である。そしてふたつのことを同時に語るならば、双方の不確実性が同時に0になることはない。それが佐向作品の不変の...
INTERVIEW
映画を教えるという不可能と向き合った、苦闘の記録として
青山真治インタビュー
青山真治監督が2013年から2015年までに監督した短編シリーズ『FUGAKU』。その3作品『FUGAKU 1/犬小屋のゾンビ』『FUGAKU 2/かもめ The Shots』『FuGAK 3/さらば愛しのeien』がGHOST STREAMで配信される。「FU...
REVIEW
映画が姿をあらわすとき
『FUGAKU』シリーズのためのいくつかの補助線
文=海老根 剛
『FUGAKU』と題された3つの映像作品からなるシリーズは、その不思議な感触で私たちを魅了する。多摩美術大学の演習の一環として撮られたこれらの作品は、商業映画の制作環境とはまったく異なる条件のもと、ずっ...
INTERVIEW
Americoの明日の音楽史
大谷由美子(Americo)インタビュー
本サイトにて無料ロックンロール動画『喫茶アメリコの夜』が配信中のバンド「Americo(アメリコ)」。2004年の結成以降、シンプルなコードで色とりどりのロックンロールを奏で続けるバンドのこれまでの軌跡を、ヴ...
REVIEW
「無言日記」、あるいは時を超える建設の道
文=藤原徹平
振り返ってみると、やはり2001年9月11日が分水嶺なのかもしれない。NYの超高層ビルに、飛行機が突き刺さって爆発した時からずっと、現実は、大事なネジがいくつか外れてしまったかのように、ギクシャクしている。...
INTERVIEW
「発見する喜びの先へ」
三宅唱インタビュー
三宅唱監督がiPhoneのカメラを使って撮影し続けている「無言日記」。WEBマガジン「boidマガジン」の連載として2014年から約1ケ月ごとにその映像作品を発表してきました。今回配信されるのはその映像を1年ごとにま...
NIKKI
無言じゃない日記 2014~2016
「無言日記」が1年分に編集される前、WEBマガジン「boidマガジン」での連載時にはひと月ごとに映像に三宅監督が書いたテキストが添えられることがあります。そこには「無言日記」を撮影・編集する間に考えたこと...
REVIEW
バラバラになった花たちの欠片に捧ぐ
相澤虎之助監督『花物語バビロン』『バビロン2 -THE OZAWA-』
文=荻野洋一
『地球の歩き方』を抱え持って日本社会の閉塞からいっきに脱却しよう、などと、『花物語バビロン』(1997)の主人公は臆面もなく宣言する。はじめに自分捜しありき。いま、ここに自己同一性を確立できない人間は...
INTERVIEW
眼前にゴロンと世界が投げ出されてしまう瞬間
富田克也、相澤虎之助インタビュー
空族は、長編製作の際に極めて長期間に及ぶ準備ーー彼らはそれを「リサーチ」と呼ぶーーを行うことで知られている。それは彼らの作品を練り上げるために必要な作業であると同時に、なかば副産物のようなかたちで...