WRITER
藤原徹平
REVIEW
「無言日記」、あるいは時を超える建設の道
文=藤原徹平
振り返ってみると、やはり2001年9月11日が分水嶺なのかもしれない。NYの超高層ビルに、飛行機が突き刺さって爆発した時からずっと、現実は、大事なネジがいくつか外れてしまったかのように、ギクシャクしている。...